2021年8月19日木曜日

“あの時”を知る竹下佳江が緊急提言「いま動かないと、取り残される」バレー界が持つべき危機感とは?(Number Web) - Yahoo!ニュース

"あの時"を知る竹下佳江が緊急提言「いま動かないと、取り残される」バレー界が持つべき危機感とは?(Number Web) - Yahoo!ニュース
 中心となるのは古賀選手でしょう。これまでは弱さや脆さもありましたが、今回は完全に自分で殻を破った。これから間違いなく日本の女子バレーを引っ張っていく存在です。籾井選手も高さや素質、持っているものは私より遥かに上。この経験をどう受け止めて成長していくのか楽しみです。あ、でも守備は私のほうがいいですけど(笑)。  同じセッターでいえば、デンソーの松井珠己選手もアンダーカテゴリーで結果を出している。黒後選手と同じオポジットとしてはPFUの志摩美古都選手もとてもいい能力を持ったスパイカーです。経験が人を成長させ、強くする。まだまだたくさん、成長が楽しみな選手がいるからこそ、大切なのはどう探して、どう伸ばすかだと思うんです」  2009年に眞鍋政義氏が日本代表監督に就任し、新戦力を次々見出し、代表チームに抜擢した。その最たる例がロンドン五輪に出場し、昨季限りで現役を引退した江畑幸子だった、と竹下は言う。
https://news.yahoo.co.jp/articles/90571748a497c4fe1653388e75d46b28617d147f?page=3

"あの時"を知る竹下佳江が緊急提言「いま動かないと、取り残される」バレー界が持つべき危機感とは?

"あの時"と似ている危機感

 竹下は現役選手として3度、五輪に出場した。  アテネ、北京、そして銅メダルを獲得したロンドン。その時々で必死に日本代表としてもがき、戦い続けた経験がある。だからこそ「大前提として出場した選手、スタッフ、みんな本気で勝ちに行ったし必死で頑張ったのは間違いない。本当にお疲れさまでした、と心から言いたい」と労いながらも、自身の経験を重ねていく。 「シドニー(五輪)に出られなかった時、めちゃくちゃ叩かれました。今回はオリンピックに出ているので単純に比べることはできないけれど、でも、この危機感はあの時と似ている気がするんです」  2000年のシドニー五輪出場を逃し、竹下は"戦犯"と名指しされ強烈なバッシングを受けた。敗れた悔しさは誰よりも感じていたが、その後、当たり前に放映されていたバレーボール中継がなくなり、経済不況も重なりチームも減った。メディアに取り上げられるのが当たり前と思っていた頃には気づかなかったが、露出の機会が減少すれば当然人々の目に留まる機会もなくなり、子どもたちを含めたバレーボール人口も目に見えて減っていく。  五輪に出られないと、結果を出せないとこうなるのか。現実を痛いほど突きつけられたと振り返る。 「できればあんな経験はしたくなかったですけど、でも、だからこそ強くなれたんです。結果を出さなければこうなるとわかった以上、もう結果を出すしかない。そう考えればプロフェッショナルにならざるを得なかった。そのタイミングでプロ契約を結んで、すべては自分次第だ、と。  ありがたいことに、私が現役の頃は国際大会も日本開催が多かったので、そのたびメディアがついてくれた。メグカナ(栗原恵、大山加奈)人気もあり、取り上げてもらう機会もありました。  でもこれからは、日本でバレーボールの国際大会が開催されるかもわからない状況。それで今回の結果です。すごく厳しい状況に立たされていることを、選手は理解できているか。協会も本気でどうにかしないといけないと考えているか。このままじゃ、サッカーやバスケと距離は開くばかり。今こそ、本気の"改革"をしなければならない時だと思うんです」  石川祐希や西田有志、さらに柳田将洋や福澤達哉など日本代表選手の多くが海外で戦うことを当たり前としてきた男子に比べ、女子の日本代表はすべてVリーグに所属する選手。もちろんVリーグでも磨ける技術や経験はあるが、その「覚悟」に違いがあるのかもしれない。 「男子は物怖じせず海外にも当たり前にトライする。メンタルも強くなりますよね。一方、女子は守られている環境にいて、居心地がいいところから出たくない。修羅場をくぐってきた選手がどれだけいたか、という差がドミニカ共和国、韓国戦の結果にも現れていたんです。個々の能力は日本のほうが上だった相手に、それでも勝てなかった。このままじゃダメだ、世界を見なければダメだ、という選手が出てきてほしいし、そうなればもっと強くなれると思うんです」  かつて竹下が、荒波と逆境を乗り越えて強くなったように、この五輪を経験した古賀や籾井、黒後や石川真佑ら、次の五輪も見据えるべき選手たちに期待を寄せる。3年後のパリ五輪で活躍が期待できるであろうVリーグの選手も次々と挙がった。 「これまで荒木選手がキャプテンとしてチームを引っ張り、支えてきた。子どもがいる状況でここまで必死で頑張ってきた。本当によく頑張った、お疲れさまでしたという言葉しかありません。だからこそ共に戦った選手がこれからどう進んで行くか。  中心となるのは古賀選手でしょう。これまでは弱さや脆さもありましたが、今回は完全に自分で殻を破った。これから間違いなく日本の女子バレーを引っ張っていく存在です。籾井選手も高さや素質、持っているものは私より遥かに上。この経験をどう受け止めて成長していくのか楽しみです。あ、でも守備は私のほうがいいですけど(笑)。  同じセッターでいえば、デンソーの松井珠己選手もアンダーカテゴリーで結果を出している。黒後選手と同じオポジットとしてはPFUの志摩美古都選手もとてもいい能力を持ったスパイカーです。経験が人を成長させ、強くする。まだまだたくさん、成長が楽しみな選手がいるからこそ、大切なのはどう探して、どう伸ばすかだと思うんです」  2009年に眞鍋政義氏が日本代表監督に就任し、新戦力を次々見出し、代表チームに抜擢した。その最たる例がロンドン五輪に出場し、昨季限りで現役を引退した江畑幸子だった、と竹下は言う。 「私たちもエバのことを知らなかったんです。でも眞鍋さんはトップだけでなくいろいろなカテゴリーの試合に足を運んで、それでも足りないと自分の人脈をたどって『いい選手はいませんか? 』と大勢の方に協力を求め、情報を集めた。本気で勝つためには、トップチームの選手や監督だけでなく、バレー界全体、協会が先頭に立って『メダルを獲るチームをつくる』と進んでいかないと、この先はない。いま動かないと、取り残されますよ」

検証、目標設定、目的意識

 東京五輪が閉幕し、1週間以上が過ぎたが、いまだバレーボール競技を総括する場は設けられていない。 「無事、大会が終わってよかった」「結果は残念だった」で終わらせるのではなく、次なる希望を見出すために、しっかり検証する。そのうえで、日本がこれから世界で勝つために、見る人に希望を与える日本代表のバレーボールを見せるために、誰が率い、どんな組織をつくるのか。そこを明確にしなくてはならない。  過去ではなく今、そして未来のために本気の改革が求められている。  言葉を選びながらも、それでも伝えたい。そんな竹下の"熱"を感じ取れる90分の独占インタビューだった。

(「バレーボールPRESS」田中夕子 = 文)

2021年8月8日日曜日

バスケ町田瑠唯は「史上最高のお気に入りだ」 162cmのPGが世界的ベーシストをも魅了(THE ANSWER) - Yahoo!ニュース

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バスケ町田瑠唯は「史上最高のお気に入りだ」 162cmのPGが世界的ベーシストをも魅了

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 東京五輪のバスケットボールは8日、女子決勝がさいたまスーパーアリーナで行われた。世界ランク10位の日本は75-90で同1位の米国に敗れ、銀メダルとなった。米国は五輪7連覇。快進撃で初のメダルに輝いた日本のPGとして攻撃を操った町田瑠唯は切れ味抜群のプレーで世界に名をとどろかせた。米国の世界的ロックバンドのスーパースターをも魅了したようだ。 【画像】「史上最高のお気に入りだ」と世界的ベーシストも賛辞 まるで合成写真? 162センチ町田と203センチ・グリナーが対峙した瞬間  身長162センチという小柄なポイントガートは、サイズに優る米国相手に電光石火のスピードを披露。鋭いドライブや華麗なパス捌きなど、鮮烈なプレーを見せた。準決勝のフランス戦では五輪新記録となる1試合18アシストもマークした町田に、米ロックバンド「レッド・ホット・チリ・ペッパーズ」の人気ベーシスト、フリーが魅了されてしまった様子だ。  女子バスケの決勝を観戦している様子のスーパースターはツイッターで「やられてしまった。ルイ・マチダはバスケットボール史上最高のお気に入りの選手だ」と大絶賛。「彼女は本物のダイナモだ」と称賛するなど、名門レイカーズの大ファンとしても有名なスーパースターはすっかり心酔した様子だった。  日本バスケットボール史上に残る偉業を達成した女子代表で、「Rui Machida」の名は世界にとどろいている。



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2021年8月7日土曜日

【WEリーグ開幕目前】猶本光の心に染み入った元Jリーガーの言葉「すべてはサッカーのために」

【WEリーグ開幕目前】猶本光の心に染み入った元Jリーガーの言葉「すべてはサッカーのために」

【WEリーグ開幕目前】猶本光の心に染み入った元Jリーガーの言葉「すべてはサッカーのために」

 日本初となる女性プロサッカーリーグ、WEリーグの開幕が近づきつつある。

 三菱重工浦和レッズレディースは、9月12日にアウェイで日テレ・東京ヴェルディベレーザと第1節を、9月20日にホーム浦和駒場にて第2節をノジマステラ神奈川相模原と対戦する。

 開幕が迫ってきた今の心境を、猶本光に聞けば、期待感が高まっているかと思いきや、強い危機感を抱いていた。

「今までのようにサッカーだけをしていればいいということではなく、プロリーグになり、多くの観客に来てもらわなければいけないですし、見てもらわなければいけないという意味では、危機感を持っています。どうすれば、それが実現して、長く続くリーグにしていけるかという思いのほうが強いですね」

 2007年になでしこリーグでデビューを飾り、15年目のキャリアを迎える猶本だけに、これまでの苦労や歴史を思い起こせば、なおさらだった。

「プロになれば、次のシーズンもプレーできる保証はないですし、よりシビアな世界に全員が置かれることになる。日本女子サッカー界が発展していくためにも、プロ化は必要なことだったとは思いつつ、世界を見渡せば、過去にアメリカのプロリーグが廃止に追い込まれたケースもあり、WEリーグを存続させていくためにも、背筋が伸びる思いです」

 今までもサッカーだけをしていればいいという考えではなかった。WEリーグの開幕が近づき、その意識はさらに高まっている。

「サッカー選手なので、ピッチでいかに観客を引きつけられるかというのは大前提にあると思っています。それにプラスして、今まで以上に、自分たち自身もどんどん表に出ていく必要がある。例えば、Jリーグの選手たちは、SNSもうまく活用していると思いますし、知名度を上げていく活動を積極的にしている選手も多いですよね。

 私たちも、サッカーをしている女の子の目標や憧れになれるように、サッカースクールも含めて、地域での活動も積極的に取り組んでいかなければと感じています」

 猶本がピッチ内だけでなく、ピッチ外にもさらに目を向けるようになった契機として、WEリーグが行った研修がある。
 7月上旬、WEリーグはさまざまな講師を招いて選手たちが参加する研修を実施。猶本自身も、そこで刺激と発見を得ていた。
 多岐に渡る講義のなかで、特に猶本の印象に残ったのが「アスリートのメディア対応」だった。
「その講義を聞いて、自分たちがWEリーグを安定したリーグにするために、何ができるかを考えたとき、メディア対応やメディアでの活動も必要だということに、改めて気づかされました。

 講師の三須亜希子さんからは、選手たち自身もメディアをうまく活用して情報を発信していくことで、より多くの人たちに知ってもらえる機会があること、またメディアの特性によってそれぞれに役割があることを伝えてくれました。積極的に自分もメディアに出ることで、WEリーグ、そして自分自身を知ってもらえることができたらと考えるようになりました」

 オウンドメディアではあるが、こうして浦和レッズニュースの取材に応じてくれているのも、メディアに出ることの重要性をさらに理解してくれたからだろう。猶本がメディアでの活動に積極的に取り組んでいるのは、研修が響いたからだ。

 播戸竜二が講師を務めた「プロフェッショナルとは」という講義では、ピッチ内にも活きる考えに触れた。

「播戸さんは、自分自身の経験をもとに話をしてくれました。プロならばオンとオフをはっきりしろと言う人もいますけど、播戸さんは常にオンで、24時間すべてがサッカーのためにあったと教えてくれました。

 例えば、オフの日は休養ですけど、その休養すらサッカーのためにあると。食事も、寝ることも、すべてはサッカーのためにあったということを話してくれ、自分のなかにスッと入っていく感覚がありました」

 これは猶本だけに限った話ではないが、WEリーグが創設することで、選手たちはピッチ内外で意識が変わり、プロとしての姿勢を身につけ、変化、成長していくのだろう。

 そういう意味では、Jリーグのチームである浦和レッズとWEリーグのチームである三菱重工浦和レッズレディースの交流は、今後、さらに増えていくかもしれない。

 猶本も言う。

「レッズは男子もそうですけど、やっぱり日本一というか、リーグを引っ張っていかなければいけないクラブ。結果を残すことも含めて、いろいろなことに取り組んでいきたいと思います。

 レッズは、本当にたくさんのファン・サポーターがスタジアムに足を運んでくれて、地域でもたくさんの人たちに応援してもらっていることを感じています。だからこそ、私たちもWEリーグのお手本になるようなクラブになっていかなければいけないと思っています」

 Jリーグが開幕したのが1993年。そこから30年の月日を経て、浦和レッズは日本を代表する熱狂的なファン・サポーターを持つクラブになった。

 三菱重工浦和レッズレディースもWEリーグが開幕する2021年、新たなる一歩を踏み出す。

 ともに歩んでいくことで、さらなる発展が期待できそうだ。その化学反応を起こしていく中心にいるのは、間違いなく猶本をはじめとする選手たちだ。

(取材/文・原田大輔)

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Twitterでは「セーラームーン」がトレンド入りし、「胸熱すぎる」「選曲神すぎて応援したくなる」と歓喜の声が広がった。 

ウズベキスタンの演技

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