女子日本代表は和田由紀子が32得点でアメリカを撃破 VNL第2週ブラジルラウンド
【Photo:FIVB】
ネーションズリーグ(VNL)2023女子予選ラウンド第2週ブラジル大会5日目の現地6月17日(土)、日本(FIVBランキング7位)はアメリカ(同2位)に3-2で勝利し、第2週を終えて通算成績を5勝3敗とした。
スタメンを変更して挑んだ日本。序盤は連係ミスもあったが、柴田真果のツーアタックや古賀紗理那主将の得点などで15-14とリード。和田由紀子のバックアタックも決まり、終盤まで競り合いを続けたが、22-22からブロックに捕まって惜しくも第1セットを落とした。
第2セットは古賀主将のサーブで乱し、和田のスパイクなどで3-0とリードしたが、5-5で追いつかれたあとはほとんど点差のつかないまま進む。19-19からラリーで石川真佑が決め、さらに和田や山田二千華のポイントで24-20とリードを奪うと、追い上げをかわしてセットを取り返した。
第3セットはアメリカにサーブミスが目立つ一方で、石川がサービスエースを決めて8-5とリード。昨季トヨタ車体でプレーしたVリーグ得点王、ダニエル・カッティーノの攻撃をしのいで切り返し、13-8と点差を広げると、さらに和田を軸に得点を重ねてセットを連取した。
勢いに乗る日本は第4セットも和田が躍動し、立ち上がりで6-2とリードを奪った。ここまで無敗のアメリカもさすがの粘りで食い下がり、13-13で追いつかれると、19-19まで一進一退だったが、終盤は日本のサーブミスと相手スパイクで連続失点し、勝負は最終第5セットにもつれ込んだ。
柴田のサーブから始まった第5セットは和田の連続得点や柴田のサービスエースなどで先行。古賀主将もスパイクを決めて6-0、勢いを緩めず荒木彩花のCクイックや入澤まいのサービスエースも決まって大きくリード。最後は和田が、この日32点目をバックアタックで奪い勝利を飾った。
■ネーションズリーグ2023女子予選ラウンド
第2週ブラジル大会
日本(FIVBランキング7位) 3-2 アメリカ(FIVBランキング2位)
(23-25, 25-23, 25-19, 23-25, 15-6)
■日本の第1セットスターティングメンバー
柴田、古賀、荒木、和田、石川、山田、リベロ西村
■日本のトップスコアラー(上位3人)
和田 32得点(アタック28得点、ブロック3得点、サーブ1得点)
石川 19得点(アタック16得点、ブロック1得点、サーブ2得点)
古賀 12得点(アタック12得点)
■日本の次戦(予選ラウンド第9戦)
6月28日(水)現地時間17:00(日本時間19:00)
対戦相手:トルコ(FIVBランキング6位)
■次戦のテレビ放送予定
BS-TBS 6月28日(水)18:30~
今大会は、出場16ヵ国が1週ごとに8チームずつ2組に分かれて各週4試合(計12試合)の予選ラウンドを戦い、上位8チームがトーナメント形式のファイナルラウンドに進出。日本は次戦、現地6月28日にタイでFIVBランキング6位のトルコと対戦する。
※FIVBランキングは試合前時点
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