「もう一本やりたい！」なでしこ猶本光がシャドーで躍動「普段のトップ下とは役割もちょっと違ってきている」 | サッカーダイジェストWeb

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「もう一本やりたい！」なでしこ猶本光がシャドーで躍動「普段のトップ下とは役割もちょっと違ってきている」

１本目で田中美の得点をアシスト

最終ラインの背後を狙ったスプリントも披露した猶本。写真：田中研治（サッカーダイジェスト写真部）

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　女子ワールドカップを控えるなでしこジャパンは７月５日、オルカ鴨川FC（なでしこリーグ１部）と、40分×３本のトレーニングマッチを実施。トータルスコア７－０（１本目３－０、２本目０－０、３本目４－０）で勝利を収めた。

　そんな一戦で精力的な動きを見せたのが、３－４－２－１の左シャドーで１本目から２本目途中まで出場した猶本光だ。

「こういうフォーメーションは代表でしかやったことない」と語るように、猶本は所属する浦和Lではトップ下でチームを牽引。これまでもトップ下やボランチを主戦場としてきた。

　今回のトレーニングマッチでは、前線からのプレスや、自身の特長でもある正確なキックを随所で見せ、セットプレーのキッカーも務める一方で、クラブでのプレー以上にゴール前へ進出する回数を増やすなど、シャドーらしい動きにもトライしていた。

「普段のトップ下とは役割もちょっと違ってきている」とし、ビルドアップは長谷川唯と長野風花らダブルボランチに任せ、高い位置で攻撃面での役割に比重を置いたという。  

　１本目の18分には田中美南のアシストも記録しているが、「自分のゴールもチャンスがあったし、もっと合わせていけそうな感覚もあった」と振り返る。

　一方で、「味方もここでターンするんだとか、このタイミングでパスを出してくれる」など、周囲との連係面では気づきもあった。

「もっとこれができたなとか、ああすれば良かったかなと。もう一本やりたい！」と"おかわり"発言が出るほど、心身ともに好調ぶりも感じさせた。

　国内でのワールドカップ前最後のトレーニングマッチとなる７月14日のパナマ女子代表戦では、自身のゴールも決められるか。

　猶本は「距離感やタイミング」をもっとブラッシュアップしていくと意気込んだ。

取材・文●渡邊裕樹（サッカーダイジェスト編集部）

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