2025年9月13日土曜日

青木アリエ、国籍取得し初舞台 女子短距離で躍進の21歳―世界陸上:時事ドットコム

青木アリエ、国籍取得し初舞台 女子短距離で躍進の21歳―世界陸上:時事ドットコム

青木アリエ、国籍取得し初舞台 女子短距離で躍進の21歳―世界陸上

 今季話題を集めた女子スプリンターが初の大舞台に挑む。陸上の世界選手権東京大会(13日開幕)で、混合1600メートルリレーの日本代表に選ばれた青木アリエ(21)=日体大=。「プレッシャーを感じず、自分の力にしよう。もっとすごい選手になろう」と強い気持ちで臨む。

フロレス、名字は「青木」に 陸上日本選手権

 5月に行われた静岡国際の女子400メートルで、自己記録を1秒以上も縮める51秒71をマーク。2008年に丹野麻美が樹立した日本記録を0秒04上回った。「運が良かったら52秒台後半だと思ったけど、51秒を見た瞬間、自分じゃないと思った」

 冬場に取り組んだウエートトレーニングが実を結んだ。特に上半身の強化に力を入れたことで、大きく腕を振れるようになり、それに伴ってストライドも広くなった。「上半身の筋肉は一回り大きくなった。向かい風にも立ち向かえるようになった」と進歩を実感している。

 父はペルーと日本、母はペルーとイタリアにルーツを持ち、自身は生まれも育ちも静岡県。7月の日本選手権の前に日本国籍を取得し、「フロレス」だった名字が「青木」になった。今月4日に行われた日本選手団の壮行会で代表のウエアに袖を通し、「国籍を取れた実感が湧いた」とほほ笑んだ。

 大会に向けたバトンパス練習では、男子のスピードに対応できるよう奮闘中。コンディションは万全といい、「ラップタイムで日本記録ぐらいを狙いたい」と気持ちを高ぶらせている。

0 件のコメント:

コメントを投稿